変革期を楽しむ

自分の音楽環境の変化には危機感を感じつつ、時代が変わっていくことに対しては大いなる喜びを感じている。
 
私の一番尊敬しているユーチューバーが言っていた。
この自粛によって家にこもり続けるというのがどれほど困難なことかを皆思い知ったことだろう。それはまた、ニートや引きこもりがただ怠けているのではなく、家に居続けるということにも努力が必要なんだということを証明することになったというのだ。
そう、引きこもりって凄いのだ。とうとう引きこもりが天下を取る時代が到来したか。
 
今ニューヨークの街では、ホームレスや浮浪者という"頭のおかしい人"しか外を出歩いておらず、"普通の人"はコロナと同じくらい"彼ら"に脅迫されるのが怖くて外に出ないというようなことを、ニューヨーク在住の日本人が話している動画を見た。
それは、アメリカの大変な状況を例に上げて、日本も油断してるとそうなりますよという警告だった。動画のコメント欄を見ると、「浮浪者こわい」的なコメントが結構あった。
私は思った。そうか、"普通の人"が萎縮して、"頭のおかしい人"が調子に乗れるような時代がついにやってきたのか。
その動画を見てこのようなことを思っていた私は、その人の言う"頭のおかしい人"なのだろう。でもそんなのどうでもいい。"普通な人"がどこにいるというのだ。
 
キングコングの西野氏は、ちょっと前まで芸人の世界で叩かれまくっていた。ひな壇に出ないで絵を書いてるやつは芸人じゃない、なんかよくわからない「オンラインサロン」という宗教じみたものをやっている、などと。
でも西野氏は一昨日の配信でこう言っていた。
「これからテレビの仕事はできなくなっていくだろうが、昔僕を批判した人、すなわちクラウドファンディングYouTubeやオンラインサロンを否定していた芸能人たちは、この先どうやって食っていくのだろうか」と。
時代の最先端を行く人は常に叩かれる運命にある。しかしその一方で、新しい文化を否定する人間は新しい時代を生き抜いていけない。
 
保守的な人間による何の意味も無いただコスパが悪いだけの行動によって、人間としての尊厳を幾度となく奪われてきた私にとって、老害としか思えない外面だけの思想やシステムがどんどん消し去られていくことは非常に嬉しいことだ。
だから私はワクワクしている。
コロナでドタバタ、私はワクワク。どれだけ人死んでると思うんですか、不謹慎ですよ!はい、でもいつかはみんな死ぬのです。私もいつ死んでもいいように今を濃く生きようと思う限りだ。(でも苦しみたくないから逝くならポックリ逝きたい)
 
https://twitter.com/ronken04/status/1250678894270660608?s=19
 
生きるためにこのような見にくい動物に成り下がるくらいなら、潔く死のうではないか。
そもそも人間が生きてることに、普遍的な意味など無いのだから。
こんな時代を楽しめる自分に、むしろ誇りを持て。