2022-01-01から1年間の記事一覧

チューニング(3)

Live bar LEGENDは、立川駅から徒歩5分ほどの場所にある。 昼間は東大和市内で訪問介護の仕事をしている私にとって、仕事帰りに立ち寄るにはアクセスがいいということもあるが、何よりもマスターのマサさんやそこに集まってくる人たちが、私は好きだ。基本は…

チューニング(2)

中学二年生の頃だった。 当時私には、好きな男の子がいた。誰が見ても美男子だと認めざるを得ないような顔に、とても活発な性格で、試験点数は毎回クラスで一番、サッカー部ではキャプテンを務めるという、絵に描いたような優等生だった。目立たない女子グル…

チューニング(1)

「あいつはな、チューニングをしないんだ」 彼の演奏にあっけにとられていた私の意識を現実に引き戻したのは、マサさんだった。 「チューニングを、しない」 「そうだ。あえて、な」 確かに彼は「チューニングが狂ってるけど気付けない」ようなタイプには思…

久々に小説書いた。いつになく真面目です

ええ女 「別れよう」 「え、なんで」 「お前、女ちゃうすぎるわ」 「…は?」 「だからどっちかといったら男やねん、お前は。友達に“彼女”って紹介するのも恥ずかしいわ」 彼にそう告げられたとき、私の指に挟まれたセブンスターから一塊の灰がぽとりと床へ落…

調子に乗れるときは乗るんだぜ

私は今、大阪から博多行きのバスの中にいる。 そうだ、ついに自転車の旅を再開するのだ! この一ヶ月、私は暑い夏を凌ぐために旅を一時中断し、「ワルそうに見えて実際は優しさの塊」ことイベンターの本間さんの家に居候しながら、レコーディングやライブに…

エフエムたつごうで話したことの訂正点

①「島崎智子さんの曲はパンクだ」と言っている →そうではなく、「パンクを含めたどんな型にもハマっていない」ということが言いたかった →後にご本人と話したときに、「型にハマらないことにさえもハマっていない」もしくは「色んな型にハマったり、ハマらな…

結婚

同級生の結婚ラッシュが起こっている。 近い友達が、5人連続で結婚した。学生の頃は、結婚なんてまだまだ遠い未来のできごとだと思っていたが、その未来がとうとうやって来たのだ。 現在の私は、結婚のけの字もない状況にいる。 まず、恋人がいない。次に、…

3日間のできごと

3日前から喉が尋常じゃなく痛みだしたので病院に行った。 最初は病院Aに行った。受付で熱を測ると、平熱だった。しかし混雑していたため、2時間待たされた。その間にだんだん熱っぽくなってきて、やっと診察室に通されたかと思うと、そこでまた熱を測られ、…

脊髄反射

布団の中で目が覚めて 今見ていた夢を思い浮かべてみる 夢は本能的な欲望の表れだと フロイトが言っているけれど 本当は全然そうじゃなくて ゴミ箱の中のようなものかもしれない 今日は何もやることがなくて 生きのばすため散歩に行く 歩きながら小石を蹴っ…

最近読んだ本

『ウンコのおじさん』という本が超絶おすすめです。 私の大好きな、宮台真司というかっこいいおじさんが書いてます。

システム、告知

どんなにシステムがこの世界を支配しても、自分にできる範囲ではそこに依存したくないし、依存してもそれを常に意識しておきたいし、なんならシステムを利用して非システム的なものを大量生産してやりたい。 3/19、沖縄で初ワンマンします。

昨日、自転車撤去のおじさんに追いかけまわされる夢を見た。 私は自転車に乗ってて、たぶん駐輪違反の場所に自転車止めてたかなんかしてそれがおじさんに見つかって、自転車乗って逃げようとしたらギアが一番下になってて全然速度出なくて、おじさんが自転車…

信念

信念は帰属感と結びついているとつくづく感じる。 グループに所属するために何かを信じる、生き残りの手段として信念がある場合が多いのだと。

愛の探し方

合理的なシステムに何度も抗って確かめてみることが、最も合理的な愛の探し方なんだと思う。

自己肯定感

髪の毛をめちゃくちゃ短くして「前よりそっちの方が良い」と言ってもらえたとき、人間の自己肯定感というものは爆発的に上昇するのだ。

アイデンティティ

アイデンティティ問題って、必然的に同じ民族同士が結婚して生まれた子どもを前提にしてるから、"汚れた"血統に対する差別の上で成り立ってる議論なのでは。 アイデンティティがあるかどうか以前に、人間として正しいあり方を模索する方が先だと思うのだが。

最近長文を書く気力が無いので、3行ブログを始めます

結果的に社会を変革していけるのは、「革命を起こす!」と言って焼け石に水を撒く人ではなく、「革命なんか起こせない」と自分の無力さ自覚した上で、目の前のこととしっかり向き合って小さな問題を一つ一つ解決していける人だろう。