歩く旅人フォトグラファー
妹に「はてなブログってマイナーちゃう?」と、notoにも投稿することを勧めてもらい、最近の若者の言うことは素直に聞いとこうと思ってnoteのアカウントも作りました。
こっちからも、よければ見てください。
紫苑さんという歩いて日本一周しているすんごく素敵なフォトグラファーがいて、
https://twitter.com/sionn_cab?t=W1Kz2EfhVAlknpzIAS2NVw&s=09
旅に出る前から、良い写真だな〜ってTwitterを見てたのだが、ふとTwitterを見てみると偶然に今大分県にいるということで、ダメ元で「会っていただけませんか?」とDMを送ると「いいですよ!」と快く返事をいただいた。
紫苑さんは47キロの荷物を背負っていた。体重とほぼ一緒らしい。
試しに背負わせてもらったら、座った状態で背負って立つのだけど、立てなかった。
あんまり言いたくないけど私より体重軽いし、あの細い体でこれ背負って毎日何キロも歩いてるのかと思うと、驚愕だった。
紫苑さんは私より一つ年下だったのだけど、人間として完成してて学ぶことしかなかった。
すごく個人的なことだからブログに書いていいかどうかわからないのだが、ちょっと衝撃的だったからこっそり書いちゃおう。
今紫苑さんがやってることに対して両親が反対してて、両親からは何の支援も無いし一切頼れないと。
私だったら東京の家を引き払って一度荷物を実家に全部送ってから旅を始めたのだけど、紫苑さんはそれができないから毎月の家賃も自分で払っていて、必要なものとかあっても家族に送ってもらえないから毎回自分で家に帰らないといけない。
そんな中で旅をしながら、写真の売上だけでやりくりしながら生活してるんだと。だからゲストハウスにもネットカフェにも泊まらない。一日に使うお金は1000円代に収める。
それは、その歳で人間ができているわな、と思った。
大分駅の商店街に行き、路上ライブしてるところを撮ってもらった。
向こうの方でも路上ライブしてる人がいたので、声をかけてみた。その人はれんぞうさんといって、18歳だった。18歳でちゃんとマイクとアンプ揃えて路上ライブしてるのか。オリジナル曲もあるのか。
何なんだ、さっきからこのすごい若者たちは。
と、自分の無力さをひしひしと感じた。
歌ってるれんぞうさんをモデルに、ミニ写真教室開いてもらった。
私が最初に撮った写真はこれで、
紫苑さんが撮ったのがこれ。
撮りたい対象を際立たせるためには、背景に奥行きがあるといいと。
弾き語りしてる人の写真を撮る場合はギターの弦のようなキラッと光るものが見えた方が印象的だから、右側から撮るのが最適。
めっちゃ学んだ。
れんぞうさんが、「ゆすんさんも歌いますか?」と言ってくれたので、一曲歌わせてもらった。
紫苑さんがなんかバックパックからでっかい機材出して撮影し始めて、撮れたのがこの写真。
本格的すぎてビックリした。
大きい機材は、ライトで逆光を作るためのものだったらしい。
「こんなの持って日本一周してる時点で、俺バカなんですよね!」
うん、そうだよね。
そのうち、自転車で日本一周してる人がもう一人現れた。
その方は道琉さんといって、紫苑さんとTwitterで繋がっていた。
なんだその偶然。そして、ここの旅人の人口密度の高さは何(笑)
道琉さんは自転車で日本一周中に大分に住むことにしたという。確かに大分県、別府ぐらいしか知らなかったけど、良い街が多いし住みやすそうなんだよな。
そんなこんなで、楽しかった。
紫苑さんは撮影のため、ヒッチハイクで大阪に向かうらしい。一緒に大阪帰りたい(笑)
だめだ、私は私の旅を遂行しなければ。
とりあえず寒いから、早く沖縄まで行ってしまうぞ〜!