大人の階段登る

昨日の夜から今日の朝にかけて、恐ろしい夢を見た。夢だから訳が分からない部分もあったが、簡単に言えば刃物で襲われる夢だ。(襲ってきたのが弟の友達というのが意味不明すぎた)結果的にどうなったかというと、最初に多少の切り傷を付けられはしたが、様…

ボサ猫(4)

コケコッコー!! ん...?私は目を覚ました。昨日シロと飲みながら寝落ちしてしまったらしい。部屋を見渡してみたが、シロがいなかった。その代わり、爪とぎ木にメッセージが貼られているのを見つけた。 ✉️愛しいボサへ 昨日は本当にありがとう。ボサがそこ…

答え

答えは風の中にも、程がある。 カバーで培った色々なパターンをオリジナルに反映する方法がいまいちよくわからなかったり、そもそも自分の武器だと思ってる詞が全く出てこなかったり(致命的)、ボサ猫に自己投影しすぎて肩が凝るだけの私小説になってしまっ…

ボサ猫(3)

私はシロと連絡を取り合い、家を訪ねた。 シロの家もまたボス猫領の中にあったが、不思議とそこにはボス猫の匂いはしてこなかった。その代わりに、ただただシロの好物であるカマンベールチーズの香りが淡く漂っていた。 「シロ」シロは私の声を聞いて体をビ…

ボサ猫(2)

数日後、私はボス猫の仕切るテリトリーの中にある茶白の家に向かった。気のせいかもしれないが、そこに入るとどこからともなくボス猫の匂いが漂ってきたので、また大学時代を思い出してしまってげんなりした。ボス猫とはくれぐれも会わないように周囲を確認…

ボサ猫(1)

私はボサ猫。今は一人暮らしをしている。一年前に湘南犬猫大学猫学部・人間心理学科を主席で卒業した後、主に人間と接することにトラウマを抱えた猫たちを手助けする心理カウンセラーとなり、社会猫一年目を迎えた。大学時代は寮生活だったのだが、窮屈で仕…

ミスタータンブリンマン(3)

最終話「ミスタータンブリンマン」 ホーホーホッホー!(キジバトの鳴き声)ん...?僕はいつの間にか机に伏せて寝てしまっていた。なんだもう朝か...学校に行かないと。学校に行く準備をしながら、僕はいつもとは違う胸騒ぎを覚えていた。 もうすぐ学校に着…

ミスタータンブリンマン(2)

第二話「失われた声」 僕は走って家に帰った。 ガラガラ〜「あらおかえりなさい!今日はえらい遅かったわね。さあ、晩ごはん食べなさ...」ガチャン!僕は母の言うことを無視して自分の部屋に籠った。僕はタンスの引き出しを開けた。叩きすぎて壊れてしまった…

地球最後の日

新型コロナウイルスがもうほとんど終息しようとしていた矢先に、巨大隕石が地球に向かって猛突進してきた。もし隕石の速度が落ちることなく、方向が少しも変わることもなく、このまままっすぐ地球に向かってくるのであれば、今日が地球最後の日であるらしい…

匿名ベイベー

https://youtu.be/ED3qi_9YhgU 1ブサイク 負け犬生きている価値は無いあいつみたいなクズに生まれないでよかった 傷付けても関係ない私がスッキリすれば関係ないただ一つ気をつけなきゃならない名前をさらさないこと 匿名ベイベー匿名ベイベーあいつを蹴落と…

ミスタータンブリンマン(1)

第一話「タンバリンの少年」 「ミスタータンブリンマンが来た!」学生たちは、タンバリンの音を響かせながら淡々と廊下を歩いてくる音代からざわざわと離れていく。「タンブリンマンだ!」「タンブリンマンよ!」……彼の向かう先には、室名札に「3-B」と書か…

小説のテーマ募集

タイトル通りです 笑我ながらブルースさんの「氷の世界」という曲があまりにもファンタスティックなので勝手に小説化させていただいたのですが、味を占めました。 小説家気取りもほどほどにしてお前は弾き語り練習しろって話ですね。しかし、これも歌詞を書…

氷の世界(3)

最終話「旅の理由」 俺はかき氷を口に含んだ後に、自分が知覚過敏だったことに気付いた。「あああああああああああああああ」あまりの痛さに声が止まらない。「おやおや、大丈夫かい?さあ、これをお飲み」婆さんは温かいお茶を出してくれた。 お茶を飲んで…

氷の世界(2)

第ニ話「かき氷のメリーゴーランド」 そこに広がっていたのは、色とりどりの巨大なかき氷たちがメリーゴーランドのようにくるくる回りながら、天空の城ラピュタのごとく空中に浮いて空一面を埋め尽くしているという、なんとも信じがたい光景だった! Jesus… …

氷の世界(1)

第一話「ようこそ、氷の世界へ」 俺は今にも倒れそうだった。この先も果てしなく続くかのようなアスファルトの道を太陽が容赦なく照りつけ、陽炎が視界を歪めてくる以外には何かが現れそうな気配すら無かった。もう無理かもしれない。もはや俺の長旅もここま…

鏡の中のそいつ

WB氏が私の曲をカバーしてくださったので、ねるねるねるねのブドウ味とソーダ味をさらにねるねるして食べました。その心は?どちらも贅沢すぎるでしょう。ねるねるねるねが贅沢とか味覚5歳児やん、みたいなツッコミが飛んできそう。いいえ、好みは人それぞ…

音楽≒暇

最初に、これから書くイキり口調の長文は最後の方で思いっきり論理破綻となるので、読む意味というものは全くもってありません。今更ですが、無意味なことをつらつらと書き連ねることに喜びを見出すたちなのでご理解のほどよろしくお願い致します。 無意味な…

変革期を楽しむ

自分の音楽環境の変化には危機感を感じつつ、時代が変わっていくことに対しては大いなる喜びを感じている。 私の一番尊敬しているユーチューバーが言っていた。この自粛によって家にこもり続けるというのがどれほど困難なことかを皆思い知ったことだろう。そ…

ライブハウスの未来

お世話になってるライブハウスの店長さんと話した。 ライブはできないにしても、店は残したい。色々考える。試してもみる。でも決定的に残せる術がみつからない。思い切って畳むか?畳むにしても、買い取る人がいないから解体費用にまた莫大なお金かかる。も…

諸行無常

一年あまりの間歌い続けながら、ある時から、ある一部分に対してもやもやとした気持ちを抱え続けてきた代表作「おいしいごはん」の歌詞を、ようやく書き改めることができた。 ○修正前「ホームレスのおっちゃんが私をじっと見つめた私は必死で目をそらした見…

弱者のこと

弱者って、一体誰のことだろう。今日の緊急事態宣言の会見を見ながら、ふとそんな考えが浮かんだ。 ツイッターを見ると、補償のこととか、ホームセンターとか、そもそも発令が遅すぎるとか、もう色々と言われてる。 でも安倍さんの質疑応答を見ていると、政…

〇〇・ステーション/パンデミック

怖い映画を見た。「新感染 ファイナル・エクスプレス」「ソウル・ステーション/パンデミック」どちらも韓国のヨン・サンホ監督による作品なのだが、後者は前者の前日譚で、いずれもゾンビ映画だ。とりあえずゾンビが全力で大暴れするやつ。 元気いっぱいに暴…

鬱疑惑の父、変態志望の私

今の状況は「有事」だそうだ。https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200403-00071478-gendaibiz-int戦時中と同じなんですね。そうなんですか。大丈夫でしょうか。大丈夫じゃないですね。 これは父から送られてきたライン。 (アッパ=父) 私は思った…

帰省

コロナ騒動で東京が封鎖されるかもしれないというときに、大阪の実家に帰った。高速バスを予約したときはこんなに深刻になるとは思いもしなかったけど、さすがにタイミングをミスった。バスの中で、本間さんから頂いたアルコールを30分ごとに塗りたくってい…

早稲田RiNenライブ

昨日は早稲田RiNenのライブだった。東京都知事の自粛要請が出てますますコロナの恐怖が広がる中で、思った以上にお客さんが来てくださって嬉しかった。途中から瑠璃さんとマイコニさんが来てくださって嬉しかった。 瑠璃さんのラプソディの企画で一度だけお…

しれっとホスト卒業

昨日は良いオープンマイクになった。もちろんコロナだからめちゃくちゃ盛り上がったわけではないけど、すごく濃かった。 悲しくなるから言わなかったけど、昨日が最後の「ゆすんのオープンマイク」だった。Ziziも来月から私じゃなくてホストなしオプマになる…

新曲のこと

新曲が出来かかっている。おそらく26日の早稲田リネンで披露できるだろう。 でも一つ問題がある。高橋優の曲の退化版か?と思うほど“高橋優節”が炸裂してしまっているのだ。もともと高橋優の影響はすごくあって曲の構成とかめちゃくちゃ参考にしているが、今…

なあ、声。

なんでそんなに気まぐれなん?もうそろそろ腰を据えてくれへん?あんたを扱うこっちの身にもなってや。あんたのためにどんだけ苦労してると思ってるん。 あんたにとってはどーでもいいことなんやろ。あんたは、ただ遊ぶために外に出ていくんやからな。まった…

ゆすんB

自分が弾き語りをしてるとき、撮影した動画を確認しているとき、いきなり"ゆすんB"と名乗るやつが登場して、いちいちいちゃもんを付けてくる。 「そのフレーズ気に入ってるんかしらんけど、客席しらけてんで」「はい、音楽理論知らんのバレバレ〜」「歌下手…

浜松

母と旅行で、浜松に行った。私のいる東京と、母のいる大阪の、中間地点だからだ。(前回は熱海で、同じ静岡県。つまり会えたらどこでもいい) 電車から一瞬だけ見えた富士山。一生登らないであろう。(たぶん登っても二合目あたりでリタイア) 浜松駅でお昼…